偽り表裏の後輩【完結】

作者高瀬なるみ

“彼女には好きな人がいる。そんなことは分かり切っていた。だからこの感情を嘘で塗り固めて、僕は今日も貴方に会いに行く。”報われない後輩の片思い。


「貴方が思っているよりもずっと、僕は、」

「冗談だって、言って」


どうせ結果が同じなら、

嘘の重さなんて関係ない。




He says one thing and does another.




(嘘で固めたのは、)