最後にだけ嘘を吐かせて。【完結】

作者高瀬なるみ

三度目のバレンタイン。心を込めて作ったチョコレート、貴方は喜んで受け取ってくれるのだろうか。――この恋が終わるのは私がフラれる時だと思うくらい、大好きだ。



もしもこの恋に

終わりが来るとすれば、



それはきっと彼が

私に別れを告げるからだろう。




(お願い、最初で最後の嘘を。)