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剣が腰に一本だけあり
左肩だけ着物を脱ぎ
その左肩には
王家の紋が刻まれている。
綺麗な艶のある黒髪は腰まであり
瞳が紅く染まっている
その鋭い瞳からは誰もが
逃れられはしない。
「お前、名はなんだ…?」
気高い孤高の女。
彼女には一つ足りない物がある。
「好き?それはない感情。」
愛情を知らなかった―。
ファンタジー小説。