これは、『歪んだ相思相愛』の後、目を覚まさない天(あま)と、彼を本物の兄の様に慕っていた女の子が真実を解き明かすための物語
あみは中学二年生になり、秀と一緒に『より良い学園』を創るために奮起していた。周りの者は皆あきらと天を忘れかけていた。
そんな折、一年生に天と仲の良かった女の子が入ってきた。彼女は天が自分からそんな事をしないだろうと考え、天がかつて居たこの学園に、彼を今の状態にした犯人が居ると踏んでいた。彼女、『如月麗(きさらぎうるは)』は真実を掴めるのか?あみの魔の手から真実を暴き出せるのか?彼女の、孤独な戦いが始まる。
※これは、『歪んだ相思相愛』の後日談になります。先に『歪んだ相思相愛』をご覧になることを強く推奨致します。
今回は国司(国司あきら)とか天(黒木天)とか今まで名前がちらっと出てきただけで誰か分からない人も居ると思うので若干補足。『歪んだ相思相愛』で最後にあみの犠牲(一生目を覚まさない)となっていた2人です。あみが植物人間状態にした2人です。どっちもあみが大好き(その意味とか大きさとかは察してください)な2人が犠牲になりましたが、実は裏で主に秀が糸を引いてどっちも目を覚ましていたという流れです。麗がどう関わっていたかはそれこそ次回で種明かしです。(2016.01.17)←完結済み(2016.06.12)