君の知らない新世界【完】

作者海夜

真っ白な部屋。冷たい瞳の男。扉の向こうから漏れ聞こえる悲鳴。
「服脱げ」その命令から始まる時間は、この世の苦痛を全て詰め込んでもまだ尚足りない

目覚めると、真っ白な部屋に一人



動きを制限する手錠、自由を遠ざける足枷



扉の向こうから時折漏れ聞こえる



押し殺した苦悶の声や痛ましい悲鳴



気まぐれに現れる冷たい美貌の男は



アイスブルーの冷めた瞳で私を見下ろす



「服脱げ」



ソファーに座ったまま下される命令



その膝に跨ったら最後



声が枯れ果てても終わらないその時間は



この世のありとあらゆる痛みが集約してもまだ足りない