大病院の院長の娘の明日香は、祖母が亡くなった小学生のころ、養女であることを偶然知る。それを知った幼馴染の聖也は明日香に好意を抱く。高校生になった2人が互いに惹かれ合い…。大学生になった明日香は産みの母について知ることになる。

「ねぇ……。私が養女だって知ったあの日、どうして高台の公園に連れて来てくれたの?」



なーんて……、今更聞けないわよね。



あなたの秘密の場所だったんでしょ?



男の子の気持ちなんて、私にはわからないわ。



養女だって知って家を飛び出さなきゃ、今もあなたと話すことは無かったでしょうけど!




今でも大嫌いだったのかしら?



「大嫌いだったのよ」


なんて言ったら、怒らせちゃうわよね。



あの日、あなたが助けてくれたことと、この場所のことは誰にも言えない。




あの日のことがただの偶然でも、私はかまわないから。












*実際の団体名、個人とは一切関係ありません。

全てフィクションです!