琉
タイトルに惹きつけられました
主人公の知らないと
ころで人間証明書の
契約が交わされてし
まう、、
それはどんな社会に
生まれても、その社
会の法律や倫理観な
どを必然的に受け入
れざるおえない人間
の歴史を示唆してい
るようにも思えまし
た。
あとがきにもあるよ
うに、元々の素質と
は、ただ「人間」で
あることで、「人
格」は環境によって
規定されてゆくのだ
と、おれもどこかで
読んだ事があるよう
な、、その時代の既
成概念や権力の名の
もとに空しく?生き
る人たちになぜか想
いを馳せながら読み
すすめていました。
この物語ではクロー
ンを登場させ、既成
の「自分」を「もう
ひとりの自分」が殺
しにかかる。
ここがとてもおもし
ろいです。これこそ
この作品のテーマで
あってほしいと思い
ました。
SFですが、サスペン
スでも不条理もので
もなく、革命的で熱
いメッセージのこめ
られた作品として読
ませ頂きました。
ありがとう。