- 最終更新日
- 2007/03/01
- 作品公開日
- 2000/01/03
- ページ数
- 完結 47ページ
- 文字数
- 6,135文字
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作品コメント
6件
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- 幸彦
当たり前 当たり前のものなど何もないのが当たり前。 そんな言葉を思い起こさせる。 当たり前を失った男が、それは当たり前ではなかったことに気付く物語。 物語というよりは、寧ろ詩に近いだろうか。 今日から僕も月を見て、自分が満ちているか欠けているか、思いを馳せてみよう。 …あ、曇ってる。
- 了一
設定が良い 三本のマッチから巻きおこる過去の記憶。そしてそこから主人公の内面や変化を鮮やかに表現している作品だと思います。 ですがやはり他作品を読んでいるせいかあまりにまとまりすぎてラストにもう少し捻りや全体的なキレが欲しかったというのが個人的意見でした。 マッチ売りの少女のような過去にあった話に変化を加えて完全なるオリジナルにしたような設定は大変興味をひくものでした。
- 宝乃香
読む時によって違うかも? 全てを失ったと感じて絶望してから、少し時間が経って落ち着いたら読んでみてほしい作品でした。 幸せは満たされることじゃなく、渇かないことだと思います。 ランプの光は、眩しく暖かく包み込む太陽に比べれば、僅かな温もりだけど…… 作者が伝えたい事とは違うのかもしれないけど、私はそう感じました。本当の幸せは自分の中から見つけだすもの。という深いテーマを感じた作品でした。