胸を焦がすような、
切なさを含んだ夢を見た。
立ち止まっていたかったのに、
暗闇に差した光が私を呼び起こし泡と消えていく。
一瞬、
眩しさに瞳が眩んだけど、
それはとても温かく優しいものでした。
茉莉、
あなたの胸の内を理解が出来なくてごめんなさい。
知らない事は罪。
漸く分かったの。
お互いが傷を抱えてたんだね。
まだ、やり直すには遅くないですか?
待っていて欲しいよ……。
半身をもがれる気配に
パチリと私の中で何かが弾ける。
はっと目を覚ましたら、自分の頬が涙で濡れていた。
探しに行こう。
比翼連理の羽翼を。
もう、手放したりしないから。
ねぇ、
……私の声はあなたにちゃんと届いていますか?
作品に関する中傷はお止め下さい。