―私に何ができる?―孤独な璃玖(りく)の心に純粋な少女の言葉が初めて届く。…彼は想像もできない、ある秘密を抱えていて―…。





…―神様って信じる…―?



…信じるわけねぇだろ。





…今までの俺ならきっとそう答えてた。




でも今は…信じてる…。


信じたい…。


…俺には…信じるしかないんだ…。




俺みたいな欠陥品じゃ…あいつを…―守れないから―






あいつが幸せになれるのなら、例え隣にいるのが俺じゃなくてもいい。




あいつのためなら我慢する……堪えるから…。




どんなに苦しくたって、胸が張り裂けそうになったって、君の幸せを願うよ―…




なあ神様、あんたは本当にいる?




…いるのなら。…もし…本当にいるのなら……神様…









どうかアイツを、幸せにしてやってください。






*蒼夢様、カムパネルラ様、青鳥様、アイハラアイラ様、素敵なレビューをありがとうございます*




続編更新中..