「…ほら、すぐ泣く。」



呆れた様に笑うんだ




悔しい


悲しい



何でこんなに好きなんだろう



アイツはただヘラヘラ笑ってるだけなのに




夕日に染まる君は


男のくせにとても綺麗で見とれてしまった―…




「俺には音楽しかない」




分かってる


君から音楽を取るなんて出来やしない


そんなことをしたら君が居なくなってしまいそうで怖いから






私が恋した相手は


9歳も離れた


綺麗で馬鹿なバンドマンでした。