愛ガ咲クトキ

作者白雪姫




叶わぬ恋だと分かっていた



たとえ叶ったとしても




消えてしまうと分かっていた




私が求めたものは


儚く

美しい


たった一つの愛――…




「お前は綺麗だな…。」


そう呟くアナタに酔いしれた



「死ぬのは怖くない」


そう呟くアナタに涙が流れた



「お前が分からない…」


そう呟くアナタに痛みを感じた




私が欲しいのは―永遠―



アナタが欲しいのは―ー時―



「ねぇ、永遠はないの?」


そう涙した私にアナタは



たった一つのキスをした――…



『三年』

長いようで短い私達の時間



死んでも変わらぬもの


それが愛ならば――…。