『護り人の恋物語』

作者そら





私の役目は幼い頃から

決まっていた。


だから、自分の人生に

何も望まないよう

常に心がけていた。


“恋”もしないと

決めていたのに…。



『護り人の恋物語』



犠牲できるのは

私自身しかないのに。


『レイ、お前は俺が守ってやる』


『ティラ…』


『お前の短い人生くらい、俺が背負ってやる』


気が付いてしまったら

もう後には戻れない。