白井くんは父がきらい

作者優麗

敵は家中にあり!?父と息子による同族嫌悪ブラックコメディ☆
【注意】この漫画には青春はありますが、友情はあまりありません。

「ついにあの日がやってきてしまう・・・」


高校の教室で一人苦悩する青年がいる。

名前は白井 優(シライ ユウ)

身長はそれほど高くないが、明るい性格に芸能人と見間違うほど整った顔立ちをしている。

そんな彼が嫌な顔をするなんて珍しい。


「どうした白井。なにか嫌なことでもあるのか?」

見かねた青年の友達は彼に話しかける。


「ああ、明後日は俺が一年の中で2番目に嫌いな日なんだよ」


「明後日?6月15日だよな。なにかあったか?」

明後日と言うと日曜日だし、特に補修もなかったはずだ。





「大いにあるだろ!6月15日は父の日だぞ!?」

「なんだ白井、お前父親が嫌いなのか?」





「ああ、なんてったって俺が一年の中で1番嫌いなのは父(ヤツ)の誕生日だからな」


「父親泣くぞ!?」




「そんなわけで星野。」


「ん、なんだ?」



「今日から月曜までお前の家に泊めてくれ」


「家に帰ってやれよ・・・」