呪怨カナ  ~惨劇の館~ ショパン幻想即興曲 ハ短調 作品66 

作者山本若沖

10歳の少女可奈は大富豪の娘で天才ピアニスト
可奈は全裸の白お化けになって大切な物を壊した男の顔を包丁で滅茶苦茶に切り裂いた。辺り一面血の海になる

 どこかで不気味な鳴き声が聞こえる。

 私は、部屋の扉を開けた。

 どこまでも続く闇のトンネル。

 暗黒の迷宮を私はさまよう。

 ミャー!ギャーアー!

 今度は、はっきりと聞こえた。

 この部屋の中から聞こえる。

 私は思いきって部屋の扉を開けた。

 私はこの時ほど人生で後悔した事はないだろう。

 なんとそこには…

 私は腹の底から絶叫を発した。

 もしも時間が戻せるなら…

 懐かしい! 優しい時間を戻せるなら…


 惨劇の舘へようこそ。

 心臓の悪い方はご遠慮下さい。

 さあ! 皆さんを惨劇の宴へご案内しましょう。