樋浦ユースケ

静かな気分になる小説
僕がこの作品を読んだのは普通に自分の部屋でなんですが、読み進めていくうちに小説の中にある世界に引き込まれそうになりました。文章表現が非常に丁寧だったため、情景を鮮やかに思い浮かべることができました。

短編の中にはもっと長くして内容を濃くすればな、と思う作品も少なくないのですが、これは短編だからこそ味の出る作品だったと思います。

主人公の猫(特に飼い猫)に対する愛情が暖かく伝わってくる作品でした。