作品コメント
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- mimiko
純文学の定義って何?
ジャンル分けをすれば、本作は純文学でしょう。
ええ、それしかありません。
でもでも、表紙から最後までウケる純文学って、一体なんでしょうか。
ウケると言っても、単純じゃないんですよ。
質のいい笑い。
筆者さまの遊び心に笑いの琴線が震わされるんです。
漢気あふれた、なんて呼びましょう。
ワンちゃんと呼ぶと怒られそうなので、お犬さま?
いえいえ、ここは敬意を込めて、『しろさん』と。
しろさんは、漢気あふれた、そして驚くべき博識な犬です。
確固たる信念も思想も持っています。
けして人間なぞには膝(犬にあるのか?)を屈しない、アメニモマケナイ、カゼニモマケナイ放浪犬なのです。
だけど凛として佇むその背中に垣間見えるのは、愛おしいとしか言えない本当のしろさん。
プライドの高さ、心の弱さ。それを踏まえたするどい観察力。
根底はとても甘い性格。
愛おしいです。心から笑顔が浮かびます。
しろさんと一緒に、どうぞ上質な時間を過ごしてみてください。 - 芙佳
ツンデレ(?)ワンちゃん、純文学風味。
レビューが目に留まり拝読。たった4頁で「面白すぎる」って何なの、と。
如何せん読みづらい、振り仮名ありきじゃないと読めない漢字表記と
堅苦しい言い回し。文章のリズムの良さ。
遊び心の詰まった純文学パロディ。
ツンデレ流浪犬と住所不定な彼との、微笑ましい交流。
続編も読んでみたいです。 - あびぃ
ユニーク
実は本作「吾が輩は猫である」を読んだ事がないのですが。
犬視点で文学調に語られる話は面白かったです。
これもまた不思議な関係。
犬の思想がユニークだと思いました。 - ミヒロ
面白い!
作者さんは文学マニアなんですかね~?
所々にでてくる、パロディ的要素がうまく活用されていてとても面白い作品です。
ユーモアのセンスもあって読みやすかったです。