幼なじみは、最後は絶対結ばれる。そう思って生きてきた。最強だと思っていた幼なじみという関係は本当は最悪だった。
大好きな人がいます。
物心ついた頃にはもう、とっくに大切な存在だった。
幼なじみって最強じゃない。
理由なんて無くても側に居れる。
だから。
「祐介好き!大好き!」
「ごめん。」
こんな風に何回も振られても
何だかんだで私を突き放さない祐介は、
絶対にいつか私を好きだと気付くはず。そうでしょう?
そう思っていた。
幼なじみなんて、本当は最悪だった。