どうしようもない思いということが、あると思います。止めようと思って求められない思い。茨のようにまきつく運命って、どんなものだろう。そう思いながら、描きました。

人目あっただけで、恋に落ちる。

そして、それが、許されぬ恋だと分かっていても、止めることはできなかった。

理性で征する前に体が、目が、手が、動いてしまう。

智菜は教育実習生として、母校に赴いたが、どうしても、彼から目が離せない。

ともすれば、触れたくて、たまらない衝動にかられた。

そう、彼は生徒なのだ。

理性と本能の葛藤する。

ただ、少年は、苦悩する智菜を見て、笑うのだった。