出会ってしまった。誰の運がこの必然ともいえる出会いを招いたのか。彼らは、行く。ただ、行き着く先まで。

ルキスは旅をしていた女と出会う。

目的も、行き先も不明だ。

ただ、尋常でない身のこなしがルキスの好奇心を駆り立てる。

町を案内することになり、秘密の場所へと女を誘う。

そこには、一人の少年がいた。

少年から、魔道術師と出会うことになる。

国の方針で、抑圧をうけていた魔道術師。

総てを把握することができる危険な存在である魔道術師は、ルキスの正体を知っていた。