少年は、田舎で強くなるという、ことを書きたくて、描きました。

 生まれも育ちも東京育ちの僕が、田舎にやってきた。

 親が離婚協定中、祖父の下へ預けられるからだ。


 みんな、腫れ物みたいに、僕をほっておかない。


 何かにつけて、話しかけてくる。


 ほうっておいてほしい。


 だが、たけちゃんとの喧嘩のきっかけで


 すべてが調和していくようだった。