ヒトリボッチ…

作者篶森 風月

あなたには、大切な誰かがいますか?

私には、"もう、居ません。"

暴走族×孤独な女



15の誕生日、


私に与えられた

プレゼントは……、


アタッシュケース

高級マンションの最上階

『………なんで?』



家から、

出てけと言われた私は、

両親を問い詰めた。



両親は…、




『……嘘でしょう?』


だって、あんなに………








─ 全ては、息子の為、

─ 金の為……、




アァ、ヒトリボッチニナッチャッタ…




信じれるのは、

自分のみ。


「…慰めてあげようか?オネーサン?」


『離して……ッ』





力が、無ければ、

強者の餌食。


『……ハァ、ハァ、ハァッ』


強く成らなければ、


『………うぁぁあっ』


自分を守れない。



"弱肉強食"…それは、


とても、悲しい言葉…、

「………大丈夫、か?」



謎の暴走族

×

孤独な女


『純粋に人を信じるのは、馬鹿だって、私は、知ったの。』