絶世の美女と噂される姫君は、琥珀色の瞳をしている。そして、俺の側近。彼もまた、琥珀色のような、月のような。金色の瞳をしていた。






夜は


金色に、燦然と輝いて

お前は其処に居る。



昼は


白く、身を隠すように

お前は其処に居る。




この天つ空


お前はいつでも、俺のもとに。


俺はいつでも、お前を思う。




嗚呼、腹心の君よ。




*12/07付の注目作品(歴史/時代)に選ばれました