意地悪すぎた君

作者pierrot




「泣いてるんですか…?」



「ないてないよ」



チャンスだと思った。



君に愛されるチャンス。





「…寂しい…ですか?」




「あぁ、少しな」




君が辛いなら、君が雨に濡れてたら



私が君の傘になる。




触れられたくて、傷つく道を選んだ。





「なら、慰めてあげます」




意地悪すぎる貴方に



私は溺れ続ける。





―――――――――――――――なぁ、やめてほしい?