うんこるは、俺たちのうんこるは、いつの間にか
闇のだいまおうになっていた。
「将来の夢はだいまおうだ!」
そう、夕日に向かって叫んでいたうんこる。
あの時はまだ、冗談なジョークのつもりで言っているんだと思っていた。
だってあの頃の俺達は
まだ電車の乗り方さえ知らないガキだったのだから。