県立薩摩高校生徒会

作者

晴れて高校一年生になった晴(はる)。ちょっと可笑しな生徒会長の奏梅(かなめ)や他の仲間と一緒に過ごす、学園青春劇。
かわいく、切なく、面白く描いていきます。

私は何か悪い事をしたのだろうか。




繰り返される地獄の毎日に


期待を持つことを諦めきれず



また今日も馬鹿を見た。



明日も明後日もその次の日も



この時が永遠に続くことが恐ろしく




また、平穏がやって来ることも恐ろしい。





私の価値がなくなるよりも


地獄に居られる方が幸せだ。





そう、思っていた。



あの高校の、あの生徒会に入るまでは。







もし私を平穏という名の地獄から引き摺り出そうなんていう愚か者が居たならば、






全身全霊を捧げよう。








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この作品はフィクションです。