ひまわりの花【完】

作者

「不安なんだ」高校1年の夏。私は彼に出会った。それは、一生忘れることのない出会いだった。

「不安なんだ」

君は、痩せこけた顔で力なく微笑んだ



それは、鮮明に残るあの夏の記憶



「もう二度と、アイツを見ることが出来ない気がして」



――彼の視線の先には、いつも太陽に向かって咲く








それは あなたであり、私でもある



2010.3.4~2010.3.31