その国はまさに理想郷だった。
常に豊作で、飢えも苦しみもない。
理想郷だった。
ただしそこは、誰かの犠牲の上に成り立つ悲しい理想郷にすぎなかった。
- 最終更新日
- 2011/03/27
- 作品公開日
- 2010/06/21
- ページ数
- 完結 49ページ
- 文字数
- 24,940文字
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作品コメント
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- 撫子
面白い!! ファンタジーに少し歴史物テイストをプラスしたような世界。 そして個性的なキャラクターがいい味わいを出しています。 物語の序盤ながら読み手を飽きさせることのないテンポの良さ。 文面も読みやすく、一気に読み上げてしまいました。 とても面白い作品です。 これから話がどう進んでいくのか。 とても楽しみです。
- 絵麻
彼等の理想郷 まず、表紙からして、惹かれました。ファンタジーというジャンルは今まであまり読んでいなかったので、良い意味で期待していました。 それを見事に裏切らない作品――そして内容でどっぷりとはまってしまいました。 この物語の舞台は、どこか時代を匂わせる風の、何一つ苦のない、『理想郷』。そんな中――、知人の死を知ることの出来る能力をもった主人公「あやめ」はいきなり牢獄へ入れられてしまう。 そこで出会うのが、「万里」という一緒に牢獄へ入れられた男。彼とあやめちゃんの絡み合いは、思わず面白くて微笑んでしまう事もしばしば。 まだまだ物語は序盤、しかしかなり惹きつけられました。これから敵陣の陰謀も楽しみなところです。 美しい日本語、そして文章なので、大人が読んでも納得のいく作品だと思います。 一風変わった、ファンタジーを味わいたい方は是非読んでみてください。
- チャット
これは面白い 魔法のiらんどの順位は あてにならない そう思わてくれる作品 続きが気になります。 私もファンタジー作品を 執筆中ですが ファンタジーはこうあるべきだと思う。