M&J。
ピアノが天才的で、シンセサイザーを担当していた潤と、作曲とボーカルの私。
でも、潤がピアノコンクールのために、NYへ発った後、物事が急に客観にが見えてきた。
超美人で、お金持ちな彼女と並んだ私が、どんなにも惨めだったか・・・。
自分とは雲泥の差、そんなのわかってる。
それでも、心のどこかであきらめつかずに、大好きな親友に嫉妬しているじぶんがいた。
汚かった。
もう歌はやめよう、自分の身の丈にあった生活をしよう、そう思った。
そんな矢先に起こったあり得ない事。
「真理子、お前は信じなくちゃいけない。非現実は、それでも現実なんだと。」
父の言葉に始まった、不思議すぎる出来事・・。
「ここどこ?」
きらめきまくる、ネオン街。
ディスコの音楽にあふれかえる1950年代のアメリカ。
「アメリカ!!!!?????
なんでよ!!」