【闇夜の鴉は恋をするⅠ】―完―

作者遠野ねね

「――好きじゃなくていいから……嫌いでもいいから、俺の傍にいて……?」出逢った彼は秘密に満ちていて、異常な“愛したがり”だった――。

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君に愛されたい



でも、それ以上に愛したい



ただ君を愛して、愛して



溺れて、沈んで、抱き合って



そのまま二人でひとつに



溶けてしまえばいい……





“愛したがり”な彼は、

心の一番一番深い場所から

ずっと、ずっと、ずっと、

“君”だけを待っていた。





「好きだよ。……好き。


君に俺の全部をあげたい」




LOVE


《完結》