*1mmの雪*

作者白夜蝶







無限の空から舞い散る雪




行き交う人々は寒さに手を焼いている







季節は冬  




人肌が恋しい時期でもある




無論、それは誰でも同じ




そう、私も人肌が恋しい




人が彼が恋しくて堪らない




だけど、触れることは許されない



愛しい人に手を伸ばしては引込める




それの繰り返し




だって私は・・・冥界と現世を彷徨う・・・






幽霊だから





会いたくても、

触れたくても、

話したくても、


彼に関わる事さえも許されない



私はまだ・・・告ってなのに・・・