悩み多き30代独身女性である律子が、親友である涼子の結婚を祝福することができない心の葛藤を描いた話です。本当の幸せとは一体何なのか・・・

五十嵐律子は平凡な幸せを望む31歳の独身OL。


恋人もおらず仕事にも魅力を感じられない日々を過ごしている。


律子には涼子という掛け替えのない親友がいた。


その涼子が突然結婚をすることになる。


自分への焦り、涼子が離れていくことへの寂しさから、律子は親友の結婚を心から祝福する気にはなれなかった。


そんな中、律子はかつて交際していた恋人高橋淳平と偶然にも再会する。


淳平への想いを残していた律子はこれを運命だと直感し、淳平との時間を取り戻そうとする。


しかし、再会した淳平にはある秘密があった。


律子は幸せをつかむことができるのか。


幸せとは何か、それに気付くことができるのか・・・。