嗚々、魔王様―
どうしてカロはこんなに弱いのでしょう―
- 最終更新日
- 2008/11/24
- 作品公開日
- 2008/11/24
- ページ数
- 完結 46ページ
- 文字数
- 5,803文字
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作品コメント
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- 弥生
温かい心を 温かい気持ちになるとは,どういうことだろうか。 気が付いたら涙が目の上に貯まっている時とは,どういう時だろうか。 私は,この小説を読んでいるとき,上の二つの現象に本気で襲われた。 この小説に,風景描写は無いに等しい。全てが心理描写だけでうめられている。 弱い弱い主人公カロ,ただ一人の心だけで,この小説は成り立っていると言っても過言ではない。 だからこそ,稀に出てくる「表情」が,読み手の心を刺す。 そしてひたすら繰り返される「言葉」もまた然り。 主人公のカロはとても弱い。 弱いからこそ大切なものが必要で,それを探し求める。 主人公のカロはとても弱い。 弱いからこそ大切なものに気付くことが出来る。 あなたにとって,大切なものはなんですか? レビューに留まっていないで,どうぞ表紙を開いて下さい。 私は16と27ページ目で,鼻の奥がいたくなってしまいました。
- ぱーじ
泣けました・・・・! ひっさびさに携帯小説で泣きました。 うう、かなり感動です! 描写は少ないのですが、それがまたいいのです!! たくさんの人に読んでもらいたい作品です!! 絵本にして小学生の情操教育にするb(ちょ これからも頑張ってください!
- 久遠マリ
大切なもの 温かくて、優しい、優しい物語。 下手な恋愛モノよりも感動出来ます。 自分にとっても他人にとっても大切なものを大切にしたくて苦しむカロの姿に、読者は皆何か大切なことを感じ取る筈。 現実空間を想定した仮想物語ではあまり表現出来ないだろう、このような世界観だからこそきらきらと輝くことが出来る想いが、この作品の中ではかけがえのないものとして描かれています。 もっともっと人は優しくなれる筈。 魔王の表情、勇者の行動から、自発的に沢山のものを大切に出来る可能性を見い出せました。