2人の中学生の逃避行。 なぜ逃げるのかも, 何から逃げるのかも判らない。 “ぼくの嫌いなにしはらさん”とのたったひと夏の逃避行で“ぼく”は何を想うのか。
僕は君を守りたいと思った。
守れると思った。
でも,君を守れるのは,僕じゃないと判っていた。
逃避行する中学生の話。