がらんどうな心

作者



「ねえ、あんたは生きてて楽しいかい?」

「さあ。そんな難しいこと、おれにはわからないよ」



無気力な高校生の前に生意気な中学生が現れたそのときから、歯車は少しずつ回り始める。