『ママ~‼これって、
じいちゃんと、ばあちゃんが眠って
いる所に行く道だよね⁉』
『そうね。でもここは絶対に通ったら
いけないって決まりがあるの…。
お化けがいるからね。』
『美夜怖いから絶対に行かないよっ!』
『ここにいつもいたお兄ちゃんも、お化けに
食べられちゃったんだもんね。』
『そうよ。だから絶対に近づかないのよ?
美夜は、お利口さんだから約束
できるわよね?』
『うんっ!!約束できるよ!』
魔 ロード..
いつしか自然とこの街のみんなに
そう呼ばれていた…。
お母さんにも小さい頃から言われ続けたし。
私が大人になった今でも、ほとんど誰も
近寄らず…。いい噂はなかった…。