魔 ロード ~記憶を辿った愛~

作者Labico






『ママ~‼これって、

じいちゃんと、ばあちゃんが眠って

いる所に行く道だよね⁉』







『そうね。でもここは絶対に通ったら

いけないって決まりがあるの…。

お化けがいるからね。』








『美夜怖いから絶対に行かないよっ!』






『ここにいつもいたお兄ちゃんも、お化けに

食べられちゃったんだもんね。』



『そうよ。だから絶対に近づかないのよ?

美夜は、お利口さんだから約束

できるわよね?』





『うんっ!!約束できるよ!』















魔 ロード..










いつしか自然とこの街のみんなに

そう呼ばれていた…。


お母さんにも小さい頃から言われ続けたし。


私が大人になった今でも、ほとんど誰も

近寄らず…。いい噂はなかった…。