空は笑えど~桜階段~

作者大山果保

雪月の波乱の中・高生時代。家庭内の虐待から人間恐怖症となった雪月は、恋をしたことで少しずつかわろうとし始めていた・・・。

「生きる」ってなんだろう。


  「死ぬ」ってなんで悪いことなんだろう。



自分だけが辛いわけじゃないくらい




  ………分かってた。



それでも、甘えて、


    駄々こねていたのは、


   



   ……単に私が、




こどもだったからなんだ。