coffee times

作者雪李

ある売れない作家がいる。


彼は売れないながらも出版社を何社も回っていた。


最早、自称の作家である。






『俺は書けないならこのまま死のう。』


それでいいと思った。


それがいいと思った。



なのに――…


『貴方の作品を、売ってみせます。』



自信に満ちた瞳に焦がれた。