妖流楼~妖と華~

作者ゆら




華の 吉原

その最奥に有る

妖流楼

( ようりゅうろう )


悲しみと嘆きに纏われた其処は

人ならざる客のための遊郭





たおられるさだめにあるわたしたち

すくいはもとめねど せめてひとよのゆめをください