嗚呼愛しき僕等の悪女

作者ゆら



「ごめんなさい

好きだけど、愛せない」


勝手に踏みこんできて

蕩けるぐらいの愛をくれて

馬鹿になるぐらいハマらせて

君無しじゃ生きていけないぐらいに

溺れている俺等を

あっさりと捨てて次の愛を求める


そんな君は


悪女意外の何物でもないね




この世には

優しい人で溢れかえっている


汚れた私には、眩しすぎるんだ