妻と死別し、会社も倒産、自分のせいで年老いた両親や愛娘まで路頭に迷わす訳には行かない…
残して行く家族は自分の死亡保険金でどうにか生きて行けるだろう！
借金を返済して余った金で娘が育ってくれたら…
そう決意した最後の夜、明日に愛娘、楽夢音〔ラムネ〕の小学校の入学式を控えて…
「入学式の後、一人ひっそりと死のう…」東秀は決意したのだった…未練はあった…楽夢音は腕の中でスヤスヤ眠っている
楽夢音の幸福そうな顔を見ていると無性に虚しく切なく…人生をやり直せたら…
次の朝、東秀が目覚めてみると ナント そこには…