高校時代の軽音楽部でバンドを組んでいた五人。
名前が漢字一文字だからという理由だけで、先輩に決められてしまった彼等の出会いは、必然的だったのかもしれない。
喧嘩や揉め事は堪えず繰り広げられていたが、彼等が奏でる音は奇跡を生んでいた。
その結果、彼等は全国高校軽音楽祭に出場し、3年連続で最優秀賞に選ばれるという快挙を成し遂げ、華々しい青春時代に幕を閉じたのだ。
それから八年が経ち、皆それぞれが自分の人生を歩いていた。
そんな中、もう一度あの感動を味わいたいと一人の男が立ち上がる。
八年の月日が流れ、変わりゆく状況の中で、彼等は再び奇跡の音を奏でる事が出来るのだろうか…。
揺れ動く恋心、秘めた想い、友情と愛情、様々な想いが絡み合う五人の絆が今、再び鼓動を始める。