涼音
綺麗で儚い
どこか不思議さを感じる青年・ヒジリさん。
「ありがとう巡り」をするということもあって、私は彼を「向こうの世界の人」とだと思って読んでいました。
その予想は当たることになるわけですが、彼が消えていくシーンは涙せずにはいられませんでした。
でも、号泣ではないんです。じわりとくるというか…。
思い返せば、冒頭の映画のシーンも全てラストに繋がっていました。
ヒジリさんがカスミちゃん、そして読者に残したもの、それはとても大きなものでした。
私も精一杯、毎日を生きていきたいです。
とても綺麗な文章、世界観でした。
心にグッとくる一文がたくさんあります。
おすすめです。