カッティンググラス

作者紬江

突然、家族を失って一人になった中学3年生の瑞穂。だが、気がついたら4人の男性が共同生活をしている場所で住むことに。

古沢瑞穂は中学3年生

この春休みに交通事故で両親と弟を失い

たまたま友達と遊びに行っていて別行動だった瑞穂は一人取り残されることに。

そこで、瑞穂の身元保証人になってくれたのは、

独身を続けていた、瑞穂の母の叔母の河野泉だった。

彼女は若いときからお手伝いさんとして金剛家にいた。そこには、一人息子の秀一がいた。

彼もまた幼い頃飛行機事故で両親を失い寮生活をして、成人していた。

丁度、泉が瑞穂を引き取ろうとした時、秀一の両親が残していった別荘に秀一が友達3人と暮らしていた。そこは瑞穂の生まれ育った場所で、受験を控えていた瑞穂の事を考えて、泉が秀一に一年間だけ友達の居るところで勉強させて欲しいと頼んだことから、瑞穂の不思議な生活が始まった。