伊東ミヤコ

背筋が凍りました……
わたし、亜美(アミ)と同じ幼稚園だった、愛未(アミ)。

名前の同じその少女が、初めて真似してきたのは、一本の苺のヘアゴム。

そこから、徐々に愛未のわたしへの執着ともとれるコピーの仕方に怯えざるを得なくなる……。

淡々としていながら、静かに恐怖が高まっていく描写には、ゾッとさせられっぱなし。
「ヒャッ」と、思わず声を上げそうになった場面も数回。
短いページ数なのに、とにかく煽られる煽られる(笑)。

あっと驚く最後のオチは、むしろ気持ちがラクになったほど。
とはいえ、かなり引きずる作品ですので、読む際は心して……(笑)