君の隣で【完】

作者海月

君が隣に居ることは、当たり前で。君が居なくなってから、初めて知る。君が僕の傍から消えるという意味を――※この話は「廻り道」の番外編です。






君が隣に居ることは

いつだって当たり前で


そこに理由など

ずっと必要なかった




だけど……


君の心が手の届かない場所へ

離れてしまいそうになって



――初めて気付く。




当たり前だった君が


俺の傍から

居なくなってしまうという



――その意味を



[中/完]



※廻り道の番外編

浩輔sideの話です