羅刹が如く

作者@Rin@

鬼の副長と呼ばれ、幕末を駆け抜けた土方歳三。そんな彼が現代に蘇り、新たな使命と引換えに手にしたモノとは?再びその手に愛刀兼定を携え、鬼となりて生きる道は果たして.

闘いに明け暮れた男が別の人生を生きるべく、現代に蘇ります。実在した『土方歳三』をモチーフに書かせて頂きました。

もし、彼が現代に蘇り、その肩書から離れて生きられたなら。そんな思いから全てが始まり、新たな生き方を与えようとの視点で書き進めて参りました。ですがやはり彼は、僕の物語の中でも一貫して己の有する文字、『義』から離れることを拒みました。そして出来た上がったのがこの物語。

序章として読みきり小説を書いてみるに至りました。


内容は恋愛と歴史とオカルトを足したようなテイストです。

羅刹とは人を食う悪鬼の事。この表題には、もう一つの羅刹の意味をも共に持たせています。すなわち『羅刹天』のこと。のちに仏教では守護神となり、十二天の一つに数えらるようになったお方です。

また、西南の方位を司る護法善神とも。護法善神(ごほうぜんじん)とは仏法・仏教徒を守護する尊い神の事です。(画像は…挿絵代わり?)