せめて思い出として色褪せないで欲しいと願いつつも、人の記憶は曖昧で。
一枚の写真に閉じ込められた瞬間。
そんなセピアの瞬間をイメージで綴る小品集。
1つ目のフォトフレームに収まるは、先生と生徒、禁断の甘く切ない時間を閉じ込めたセピア色の写真。果たしてこの恋、色褪せることなく続くのでしょうか?待っているのはハッピーエンド?それとも切ない終焉?
この恋の行方は読者であるアナタ次第なのです。
タイトルは『卒業』。
2つ目のフォトフレームに収まるは書きかけ小説『ヴァンパイアと朝食を……』から紫苑のモノローグ。
どんなに好きでいても人の心は思い通りにいかないモノ。そんな切ない彼の呟きに耳を傾けてみませんか?
一枚の写真として閉じ込めた瞬間を言葉で綴り、小さな作品として仕上げていきます。
アナタの記憶の断片・その心に淡い光を残せたら……そんな思いで綴って参りましょう。