夏と木漏れ日と君【完】

作者美桜

夏休みの胸キュンラブ。
甘い/純愛、ピュア/夏/夏休み/爽やか






「夏休みの宿題とかってちゃんとやる人だった?」




「……最後の方に根詰めてやるタイプだったなぁ」




夏と漏れ日と




キミと見たの日。




図書館の裏の樫(かし)の木の煩いくらいのセミの声がいつまでも僕の耳には残っていた。




「ここの木陰が大好きなんです」




そう言った君の顔を夏の木漏れ日が照らした。