死に至る病

作者



それは、死に至る病。




「私は恋をしたら、

死んじゃうの。」



「…ありえないよ、

馬鹿な。」




それは御伽話のはずだった。




ならばなぜ、君はいないのだろうか?





答えは一つ。



死に至る病で、死んだからだ。





「…俺は認めない。」




君のいない世界は、

あまりにも色褪せすぎていて。